健康・病気

インフルエンザで死ぬ?!インフルエンザ脳症とは?症状や治療法も!


2019年1月、全国にインフルエンザ流行の警報が出ました。インフルエンザにかかった患者数は、過去最高と言われています。

今回の流行は、熱が上がらないインフルエンザもあって、気がつかないうちに他人にうつしてしまっていることもあるようです。

インフルエンザの症状が重くなると、生死にかかわる「インフルエンザ脳症」にかかる場合もあり、気をつけなければなりません。

インフルエンザ脳症の症状や治療法など調べてみました。



 

インフルエンザで死んだ症例は?

毎年、1年間で1万人がインフルエンザにかかって死亡すると言われています。

インフルエンザにかかると重症化するのは、高齢者や、乳幼児、妊婦、持病のあるハイリスクな人などです。

小学4年生の男児

2019年1月13日北信地方(長野県)の小学校4年生男児がインフルエンザ脳症で死亡しました。

1月11日には普通に登校したので、12・13日に発症して、13日に死亡したそうです。くわしい症状等はわかりませんが、インフルエンザ脳症だったそうです。

お子さんがインフルエンザにかかったら要注意ですねー。
あっという間にインフルエンザ脳症が発症して死に至ることもありますから。
すぐに大きな病院に連れて行くことです!時間との勝負です!

老人ホームや病院、刑務所など人がたくさん暮らす所、いる所は感染しやすいですねー。
インフルエンザの予防接種を必ずすることですが、刑務所はどうなのですかね・・



 

37歳の女性

2019年1月23日午前9時過ぎに、通勤途中の37歳の女性が、中目黒駅のホームでふらついて線路に転落し、日比谷線の車両にひかれて死亡しました。

女性は、インフルエンザに感染していたそうです。本人はインフルエンザかもしれないと言いながらも、病院には行っていませんでした。インフルエンザ脳症が原因の異常行動だった可能性もあると言われています。

ふらつくほどに具合が悪いのに通勤して、事故に遭い死んでしまっては浮かばれませんねー。
ムリをしないで、家で安静にするか、ひどい場合は病院で診察を受けたほうがいいでしょう。
インフルエンザで外出すると人にうつしますしね。

老人ホームの入所者5人

群馬県前橋市の老人ホームで、2019年1月10日から17日にかけて、入所者35人がインフルエンザを発症して、5人が死亡しました。死亡したのは、80代から90代の男女です。インフルエンザとの因果関係は否定できないとのことです。

同じような例は、全国の老人ホームで起きています。また病院や刑務所でのインフルエンザの集団感染も起きています。

インフルエンザ脳症とは?

インフルエンザ脳症とは、インフルエンザの合併症で、インフルエンザによる発熱から48時間以内に発症します。

インフルエンザ脳症の症状は?

インフルエンザ脳症の症状は、意識障害を起こし、短い時間で症状が悪化し、死に至ることもある病気です。

2019年2月5日現在、75例のインフルエンザ脳症が報告されていて、10歳未満7割とのことです。3歳児と8歳児が死亡し、死亡例は4例だそうです。

主な症状は以下のようになります。

意識障害

 
意識が無くなる 

けいれん

 
全身または体の一部がカクカク、ぴくぴく動く。けいれんが15分以上続いたり、繰り返すときは注意が必要!

異常な言動・行動

 
幻覚を見たり、意味の分からないことを言う。ろれつが回らない。突然怒りだしたり、怖がるなどの異常行動が起こります。

異常行動は、必ずしも脳症によるものではありません。インフルエンザの治療薬タミフル等の服用にかかわらず、異常行動が起きていますので、インフルエンザの時は周りが気をつける必要があります。

高熱や筋肉痛・咳など

インフルエンザ脳症はインフルエンザにより発症しますので、高熱、全身倦怠感、筋肉痛、のどの痛み、咳、鼻水等のインフルエンザの症状もあります。



 

インフルエンザ脳症の回復率は?

70%は問題なく回復しています。適切な治療で、致死率10%ぐらいまで下がっています。やはり怖い病気ですね。おかしいと思ったら、すぐに病院に行くことが一番ですね。

インフルエンザ脳症の後遺症は?

インフルエンザ脳症は、後遺症のリスクと死亡率も高く、5歳以下の子どもに多い病気です。

成人はインフルエンザ脳症になることは子どもより少ないですが、症状は重くなることがあります。

インフルエンザ脳症にかかった人の25%という高い確率で、後遺症が残るともいわれています。

具体的な身体の障害では、手足、体の片側の麻痺(まひ)、視力や聴力の障害、精神の障害では、てんかん、知的障害、記憶障害、失語症などが起こることもあるということです。

幼児がいる親御さんは本当に注意が必要ですね!
インフルエンザが原因で障害をもつことにならないようにしないといけませんね。

インフルエンザ脳症の原因は?

インフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルスが脳に入るのではなく、インフルエンザ感染による免疫異常で、脳の働きにより起こる異常で発症します。インフルエンザウィルスに対抗しようとした体内の免疫がオーバーワークして、脳の組織を破壊してしまうそうです。 

インフルエンザ脳症の治療法は?

インフルエンザ脳症の治療方法は、インフルエンザそのものの治療と、脳症を起こす免疫異常を抑える治療の2つをおこないます。

インフルエンザの治療

抗インフルエンザ薬を使用します。

インフルエンザ脳症の治療

けいれんを抑える治療と、全身管理をします。脳の腫れを抑える薬や、免疫の異常を抑える治療も行います。

免疫の異常を抑える治療には、ステロイド剤の一種であるメチルプレドニゾロンパルス療法、炎症を抑えるガンマ(γ)グロブリン療法等があります。



 

インフルエンザ脳症にかからない方法は?

インフルエンザ脳症にかからない方法は、当たり前のことですが、インフルエンザにかからないことです。

かからない対策

インフルエンザ脳症の原因であるインフルエンザそのものにかからない方法(対策)をご紹介します。

ワクチン接種

まず、インフルエンザの予防ということで、インフルエンザワクチンの接種があげられます。

インフルエンザワクチンを接種すると、インフルエンザウイルスの抗体ができるまで1-3週間かかり、抗体は少しずつ減っていきながら、約半年間持続するそうです。

インフルエンザのワクチンは、インフルエンザ流行の時期に合わせて、接種する必要があります。13歳以上は1回、13未満は2回接種です。早めに接種すると早く抗体ができて安心ですが、最近は4月、5月にもインフルエンザが流行ることがあり、悩むところですね。

解熱剤に注意

インフルエンザ脳症予防には解熱剤に注意が必要だそうです。医者がしっかり認識しているので、心配しなくても大丈夫とのことですが、ボルタレン(ジクロフェナク)、ポンタール(メフェム)、アスピリンはインフルエンザ脳症の発症が多いため、使用しないそうです。

基本的に、病院ではアセトアミノフェン(カロナール)を解熱剤に使用するそうです。

発熱は、体の防衛反応なので、必ず医師からの処方によって使用しましょう。インフルエンザが疑われるときは、市販の薬を使用するのは控えましょう間違ったインフルエンザの薬がインフルエンザ脳症を引き起こす可能性もありますから!

かかったらすぐにおこなう対処法は?

インフルエンザ脳症は、すぐに入院して集中的な治療が必要です。

インフルエンザにかかって、高熱が出ると、すぐにインフルエンザ脳症の症状が現れるので、意識障害で眠ったようになって起きないとか、けいれんや、異常行動があった場合は、インフルエンザ脳症を疑ってすぐに病院で受診する必要があります。

病院では、脳波検査、頭部CT検査、頭部MRI検査、血液検査、尿検査を行います。

インフルエンザ脳症のまとめ

2019年に入ってインフルエンザが大流行しています。

インフルエンザにかかって、幻覚や幻聴、異常な行動が多かったりした場合には、インフルエンザ脳症が疑われます。

すぐに病院で受診しましょう。

インフルエンザ脳症の予防方法は、インフルエンザにかからないことが一番ですので、ワクチン接種が有効です。

マスクや手洗いもしっかりして、元気に冬を過ごしましょう。 



 

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